前の章ではウインドウからのオプション指定を紹介しましたが、いちいち指定するのも面倒くさいと思います。
そこで、オプションを設定するための設定ファイルを用意しました。
設定ファイルはWindowsのINIファイルと同じ形式です。
設定ファイルは、決まっているインデックスファイルを作成する設定を保存して、次からのインデックスファイルを作成する設定を簡単に行うために使用します。
まずは、ファイルメニューから「作成条件の保存」を選択して適当なファイル名をつけてください。
ツールバーの左から2番目のボタンを押したり、CTRL+Oを押しても結構です。
これで、現在の設定が設定ファイルに保存されます。
拡張子は自分でつける必要があるので、.LINというものをつけると良いと思います。
ファイルメニューでは、拡張子.LINをデフォルトにしています。
次に同じ設定でインデックスファイルを作成する時は、ファイルメニューから「作成条件の読み込み」を選択して、先ほど保存した設定ファイルを選択してください。
ツールバーの一番左のボタンを押しても結構です。
設定ファイルを保存した時の設定がウインドウに設定されます。
-Eオプションによって再帰的に検索されるフォルダでは、フォルダ内にある設定ファイルLINCFG.INIの設定が優先されます。
この設定ファイルも先ほどの設定ファイルと同じ形式ですので、あらかじめ作成条件の保存を使って設定ファイルを作ることで、フォルダの再帰検索時に各フォルダ個別の設定を行うことができます。
設定ファイルの形式は次のようになっています。
セクション名はLINConfigです。
アイテム名には次のものがあります。
Target=
生成対象フォルダ名が入ります。
「インデックスファイル生成対象フォルダ」に相当します。
IndexFileName=
本プログラムで生成するインデックスファイルのファイル名を指定します。
「インデックスファイル名」に相当します。
IndexFileTitle=
本プログラムで生成するインデックスファイルのタイトル名を指定します。
「インデックスファイルのタイトル」に相当します。
Sorttype=
ファイル名をソートする要素を指定します。
「ソート順」に相当します。
HTMLtype=
出力するHTMLファイルの形式を指定します。
「インデックスファイルのスタイル」に相当します。
Subdir=
0以外の整数値を指定すると見つかったフォルダ名も出力します。
「フォルダ名も出力する」に相当します。
SortReverse=
0以外の整数値を指定するとソート順を反転します。
「ソート順を反転する」に相当します。
SubDirIndexLink=
0以外の整数値を指定すると検索したフォルダのインデックスとなるHTMLファイルに出力するインデックスファイルからリンクを張ります。
「フォルダ内のインデックスファイルにリンクを張る」に相当します。
OutputFilename=
0を指定するとファイル名を出力しません。
「出力するファイルの情報」の「ファイル名」に相当します。
OutputTime=
0を指定するとファイルを更新した時間を出力しません。
「出力するファイルの情報」の「タイムスタンプ」に相当します。
OutputSize=
0を指定するとファイルサイズを出力しません。
「出力するファイルの情報」の「ファイルサイズ」に相当します。
AbsolutePath=
0以外の整数値を指定するとファイル名・フォルダ名を絶対パスで出力します。
「パス名を絶対パスで出力する」に相当します。
ExcludeLocalIndexFile=
0以外の整数値を指定すると本プログラムが作成するインデックスファイルを検索対象からはずします。
「インデックスファイルを出力に加えない」に相当します。
RecSearch=1
0以外の整数値を指定すると検索対象フォルダにあるフォルダの中のファイル・フォルダも再帰的に検索します。
「フォルダを再帰的に検索する」に相当します。
IgnoreIE5Dir=
0以外の整数値を指定するとInternet Explorer 5以降が生成するWebページ完全保存を行った際にできるフォルダ名の末尾が.filesのフォルダ名を出力しないようにします。
「IE 5.xxの作るフォルダは検索しない」に相当します。
IgnoreMozDir=
0以外の整数値を指定するとInternet Explorer 5.xxが生成するWebページ完全保存を行った際にできるフォルダ名の末尾が.filesのフォルダ名を出力しないようにします。
「Firefox/Opera/Chromeの作るフォルダは検索しない」に相当します。
HideDataDir=
0以外の整数値を指定するとInternet Explorer 5以降やMozilla Firefox/Opera/Google Chrome/Mozilla/Netscape 7以降でWebページ完全保存を行ったときにできるデータフォルダ(末尾が.filesまたは_filesのフォルダ)を隠しフォルダにします。
「HTMLファイル保存時に作るフォルダを隠す」に相当します。
OtherFileLink=
0以外の整数値を指定するとHTML/テキストファイル以外のファイルへのリンクを張ります。
「対象外のファイルにもリンクする」に相当します。
CSSFile=
生成したインデックスファイル用のスタイルシートを指定します。
「スタイルシート」に相当します。
UseIndividualCSS=
0以外の整数値を指定するとインデックスファイルのあるディレクトリの「スタイルシート」で指定したファイルをスタイルシートとして読み込むようにします。
「インデックスファイル毎」に相当します。
IndexFile=
インデックスとなるHTMLファイルがフォルダ内に既に存在する際にインデックスとなるファイル名を指定します。
このファイル名指定は「フォルダ内のインデックスファイルにリンクを張る」をチェックして、フォルダがインデックスファイルへのリンク指定の対象となった際のフォルダへのリンク先のファイル名として使われます。
この項目はGUIからは指定できません。
EnableSearch=
0を指定すると「フォルダを再帰的に検索する」をチェックした時のフォルダの検索対象から本ファイルのあるフォルダをはずします。
この項目もGUIからは指定できません。
LinWin.exeを実行する際にパラメータに設定ファイルを付けると設定ファイルを読み込んだ状態でLocal Index Maker 'LIN-Win'が起動します。
例) 設定ファイルd:\test\Document.linを起動時に読み込む。
LinWin d:\test\Document.lin