LIN.EXEを実行するには次のように打ち込みます。
LIN インデックスファイルを作成したいフォルダ名
ここで、フォルダ名の前に - で始まるキーワードを打ち込むとプログラムの動作を変えることができます。
このキーワードをオプションといいます。
オプションを指定する場合は次のように打ち込みます。
LIN オプション インデックスファイルを作成したいフォルダ名
オプションは何個でも指定することができます。
例えば、後述する-Dオプションと-Fオプションを指定する場合は次のように打ち込みます。
LIN -D -F index.html インデックスファイルを作成したいフォルダ名
オプションには次のものがあります。
-D :HTMLファイルのタイトルのほか、ディレクトリ名も出力します。
-F filename :filenameで指定したファイルに出力します。ファイル名を省略するとLocalIndex.htmlというファイルに出力します。
-C :出力先をコンソール(標準出力)にします。確認用やフィルターコマンドに渡すために利用して下さい。
-R : ソートの順番を反転します。
-S [0-4] : ファイル名を何でソートするか指定します。
キーとなる項目には次のものがあります。
0:なし(デフォルト)
1:HTMLファイルの題名
2:ファイル名
3:ファイルの最終書きこみ時間
4:ファイルのサイズ
-T [0-3] : 出力するHTMLファイルの形式を指定します。
形式には次のものがあります。
0:1ファイル1段落形式
1:表形式
2:フレームを利用して、左にインデックス、右にHTMLファイルの内容を表示します。
インデックスファイルのファイル名は-Fオプションで指定したファイル名の頭に"Frame."が付いたファイル名になります。
なお、この形式でファイルの出力先が標準出力の場合はフレームを定義するHTMLファイルは出力しません。
3:もう1つのウインドウを開いてリンクしたHTMLファイルを開く形式
-L :ディレクトリ名を指定する際にサブディレクトリ内にインデックスとなるHTMLファイルがある場合、サブディレクトリのインデックスファイルにリンクを張ります。
リンクを張る順番は、
1.サブディレクトリ内のLINCFG.INI(後述)のIndexFile=で指定したインデックスファイル
2.サブディレクトリ内の-fオプションで指定したファイル名のファイル
3.index.html
となります。
-N :出力するHTMLファイルのタイトルを指定します。タイトルにスペースを含める時は""(ダブルクオーテーション)で囲ってください。
-A :リンク先のファイル・ディレクトリ名を絶対パス名で出力します。本オプションを指定しない場合は相対パス名で出力します。
-E :サブディレクトリの内容も再帰的に検索して、各サブディレクトリにインデックスファイルを作成します。
この機能を利用するには同時に -D オプションと -L オプションを指定する必要があります。
ただし、後述するLINCFG.INIで EnableSearch=0 という指定がされたサブディレクトリとその下のディレクトリは検索しません。
-nofile :ファイル名を出力しません。
-notime :ファイルを更新した時間を出力しません。
-nosize :ファイルサイズを出力しません。
-x -Fオプションで指定する本プログラムが作成するHTMLファイルをインデックスファイルに出力しないようにします。
-I :ディレクトリ名を指定する際に、Internet Explorer 5以降で、Webページ完全保存を行った際にできるディレクトリ名の末尾が.filesのディレクトリを出力しないようにします。
-M :ディレクトリ名を指定する際に、Mozilla Firefox/Opera/Google Chrome/Mozilla/Netscape 7以降で、Web page,complete(Webページ完全保存)で保存した際にできるディレクトリ名の末尾が_filesのディレクトリを出力しないようにします。
-hd:Internet Explorer 5以降やMozilla Firefox/Opera/Google Chrome/Mozilla/Netscape 7以降でWebページ完全保存を行ったときにできるデータフォルダ(末尾が.filesまたは_filesのフォルダ)を隠しフォルダにします。-I、-Mオプションと同時に指定してください。
-O :HTMLファイルやテキストファイルといったインデックス作成対象ファイル以外のファイルにもリンクを張ります。
フォルダ内の全ファイルのインデックスを作成するときにご利用ください。
-cssfile filename :スタイルシートのファイル名を指定します。スタイルシートは別途ご用意ください。
-EI :本オプションを指定するとインデックスファイルのあるディレクトリの-cssfileオプションで指定したファイルをスタイルシートとして読み込むようにします。
各ディレクトリごとにスタイルシートを指定する場合や絶対指定を行う場合に指定します。
本オプションを指定しない場合、指定したフォルダ名の-cssfileオプションで指定したスタイルシートを読み込むようにします。
指定したフォルダのスタイルシートを下位のフォルダのインデックスファイルにも適用させる時に使用します。
例)
C:\test
C:\test\test2
というディレクトリが存在したとします。
ここで、
lin c:\test -D -E -L -cssfile index.css
と指定するとC:\test\LocalIndex.htmlでは同じディレクトリのindex.cssをスタイルシートとして読み込みます。
C:\test\test2\LocalIndex.htmlでは1つ上のディレクトリのindex.css(../index.css)をスタイルシートとして読み込みます。
lin c:\test -D -E -L -cssfile index.css -EI
と指定するとC:\test\LocalIndex.htmlでは同じディレクトリのindex.cssをスタイルシートとして読み込みます。
C:\test\test2\LocalIndex.htmlでも同じディレクトリのindex.cssをスタイルシートとして読み込みます。
-?,-help 簡単なヘルプを表示します。